目次
大きな夢と小さな目標
「楽器が弾けなくても作曲する」第一回の内容は、「何を目指すか?」です。
作曲といっても、J-POPのような歌、バンドもの、ダンスミュージック、はたまたオーケストラやブラスバンドなど、いろんなジャンルの曲がありますが、
私の失敗談から申し上げますと、「夢は大きく、目標は小さく」です。
みなさん、こんな曲を作りたい!と思っているものがあると思いますが、そこは我慢してまず小さな目標を目指すことをオススメします。
いきなり、自分の作りたい曲を思い描いて作曲をはじめると、たいがい失敗します。してきました。
なんとなく頭の中に、曲の構想があってもすべてのパートを考えて、1曲仕上げるのには相当な労力が必要です。まずはできるだけ短いもので、すべてのパートを作ってみることをオススメします。
小さな目標
できるだけ、短く完結している曲。ということで私がオススメするのは4小節の作曲です。
わかりやすく説明すると、テレビのCMなんかで流れる企業のキャッチコピーは4小節のものが多いです。鼻歌程度に思いついたメロディーで作曲するのも良いですが、思い浮かばなかったら既存のCMから流用するのもいいでしょう。
4小節だけなんて短くてつまらないと思われるかもしれませんが、面白い動画があります。
おなじみの某コンビニの入店をグルーブボックスで見事に再現して、ループを主体に1曲作成されています。
ま、ここまで行くのは至難の業ですが、1ループ作成するのは頑張ればできるレベルです。
Launchpadなどのループ音源でも短いものは4小節で作成されています。4小節のループ素材を自分で作っていくことで、後々作曲する際の引き出しを増やしていってはいかがでしょうか?
大きな目標
とりあえずの大きな目標は1曲制作することですね。
私が今回、DTMを始めるにあたって目標としたのは、3ピースバンドの楽曲制作です。オーケストラやテクノなんかと比べたら、かなり程度が優しい目標設定ですが、楽器が弾けない&作曲が初めての私にとっては山のようなハードルです。でも、今回こそはと心に期するものがあり挑戦することにしました。
バンド形式の歌ものなので、ループ素材を組み合わせて制作するスタイルとはアプローチが違いますが、4小節作曲を繰り返したおかげで、音楽の3要素であるメロディー、ハーモニー、リズムそれぞれのパートの作り方がなんとなくわかってきました。
4小節ができるようになれば、8小節、16小節と徐々に長いフレーズを作るようにしていきます。16小節のフレーズが作れるようになれば、かなりのスキルは身についていると思いますし、あとは曲の構成を考えるだけなので、1曲制作できるレベル達していると思います。
大きな夢
いろいろな苦難を乗り越えて1曲制作できたとして、どうしましょう?
家族や友達に聞いてもらうのが身近でいいと思いますが、正直、恥ずかしいです。やはりネットで楽曲を公開するのが、手っ取り早くいろんな人に聞いてもらえます。
公開の手段として、楽曲だけで公開できるのが、SoundCloudとピアプロです。とくにSoundCloudはiPadのDAWから直接アップロードできる場合があり、全世界に向けて気軽に公開することができます。
ピアプロでは楽曲制作するひとだけでなく、歌詞やイラストを投稿しているひとがいて、コラボレーションが可能です。歌ものの楽曲は作れたけれど、歌詞が考えられないというときに歌詞をかりてきたり制作を依頼したりすることができます。私もニコニコ動画に投稿する際、イラストをピアプロからお借りしました。
ボカロを作ったなら、ピアプロだけでなくニコニコ動画にもアップしたいです。
当然、動画にしないといけないので、自分で作成するか、ひとに作ってもらわなければなりませんが、ボカロ好きのひとがニコニコ動画にはたくさんいますので、多くのひとに見てもらうことができます。動画再生数が少ないものについては、みなさん優しいですよ。
私は当初、ボカロを作ってニコニコにあげることは全然考えていませんでした。子供がバンドをしているので、そのバンドに提供できたらいいなとおもって、3ピースの曲を作ろうと思ったのです。私の曲を多くの人に聞いてもらいたいのはありますが、私の夢は、子供が納得する曲を作る。です。
まとめ
DTMを始めるときは4小節のフレーズから
16小節のフェーズを目標としよう
1曲制作できたら、積極的に公開しよう
まずは小さなことからコツコツと!1曲完成を目指しましょう!!