前回は、楽器が弾けないDTM初心者は、まずiPadを買いましょう!という内容の記事でした。iPadには音楽制作用や学習用のアプリがたくさんあります。今回からは私がお勧めするアプリを紹介していきます。

第一回目で取り上げるのは、Novationの「Launchpad」です。

一言でいうと、クラブミュージックよりのシーケンスアプリです。(ってなんのことか分かりませんね)

シーケンサーとは、「演奏データを再生することで自動演奏する」ものです。

こんな曲が、ものの数分で出来上がります。

しかも、無料アプリです!!!

基本的な使い方

まず、アプリの画面をご覧ください。縦に6つ「パッド」が並んでいます。縦6つのパッドをひとつのまとまりと考えて、ブロックといいます。このトラックが横に8列並んでいます。この48個のパッドの並びをプロジェクトといいます。

パッドにはそれぞれ音源が設定されています。ドラム、ベース、メロディー、パーカッション、ボーカル、FXの種類があり、おおよそ、同じ種類の音源を集めて1つのブロックが作られています。

パッドを押すことで、そこに設定されている音源が流れます。各ブロックは1つずつしか発音できないようになっています。各ブロックから発音させたいものを選択して曲を作っていきます(ミックスといいます)。音源は3つのトリガーモードがあり、ループ、1SHOT(パッドを押している間、発音する)、1回流す(音源により小節数は違います)ものがあります。

このアプリが優れているのは、パッドをどのタイミングで押しても、変にならないように小節の切れ目で音が変わるように自動で演奏してくれることです。どんな人がやっても、ちゃんとした曲に仕上げてくれます。

また、パッドを横にスワイプすることで、同じ行のパッドを一斉に発音・停止させることができます。

ここまでの説明で、一度アプリを触ってみてください!とても簡単に演奏されるでしょう?

これで、立派なDTMです!!

エフェクトと追加のサウンドパック

Launchpadにはデフォルトでプロジェクトがいくつもインストールされています。左上、3本線のハンバーガーメニューのProjectsから選択できます。遊び倒してください。

カートのボタンを押すと、アプリ内課金で様々なエフェクトや追加のサウンドパックを買うことができます。今の時点でLaunchpadが気に入った方は、エフェクトがすべて開放されるPROの購入をおすすめします。

追加のサウンドパックは130曲以上あります。(2018.02現在)そのうち、2曲は無料なので忘れずにダウンロードしましょう。すべてのサウンドパックは試聴できますので、気に入ったものがあれば購入してみるのも良いでしょう。サウンドパックは、たまに半額セールをしていて、値段は缶コーヒー1本分くらいになります。

エフェクトは右下の3つのメニューから起動させます。写真はFXを選択した状態で、様々なエフェクトをかけることができます。今後、DTMをしていく上で登場するであろうものなので、どのような効果があるか試してみてください。

レコーディング

使い方に慣れてきたら、今度はレコーディングに挑戦です!

レコーディングは右上のrecボタンから行います。隣のメーターはBPM(テンポ)を設定できます。

適当にポチポチしても構わないのですが、1曲として完成させるために、以下の事に留意して作ってみてください。

  • 3~4分程度の曲にする。
  • 8 or 16 or 32小節で曲調を変える
  • 曲調に抑揚をつける(静かな部分と盛り上がる部分を使い分ける)。
  • 効果的に1shotを使う。
  • FXを多用しすぎない。

最初は、うまくいかないかもしれませんが、繰り返していくうちに自然に上達します。

新規プロジェクトとカスタマイズ

左上のハンバーガーメニューからProjectsを選択し、「+」を押すことで新規プロジェクトが作成できます。プロジェクトは1から作ることも、既存のプロジェクトをベースに作ることもできます。

BPM設定ボタンの左隣にPADとFXのエディターボタンがあり、そこからカスタマイズします。

各パッドに音源を設定するのですが、音源は持っているサウンドパックすべての中から選択することが可能です。パッドごとに、クオンタイズ、トリガーモード、ゲイン(音量)、パンを設定します。クオンタイズとはどのタイミングで、頭をそろえて発音させるかを設定するものです。この機能によって、誰でも簡単に作曲できるようになっています。

FXも細かく設定できるので、いろいろ試してみてください。

プロジェクト作成はDTMの第一歩

1からプロジェクトを作成するときの考え方です。正直、面倒です。でも、DTMってそういうものですよね~~~。

  1. まず、パートごとに持っている音源をすべて聴きます。(各音源の再生ボタンをおすと聴けます)
  2. 気に入ったものがあれば、右側にある星印を押して「Favourites」に登録します。
  3. お気に入りからブロックごとに、同じカテゴリの音源をパッドに登録します。
  4. レコーディングとパッドの割り当てを繰り返して、1曲仕上げる。

大雑把なながれは以上です。

デフォルトでも音源はかなりありますので、最初にすべて聴くのはしんどいかもしれませんが、DTMでは既成の音源を流用することが多々ありますので、聴くクセをつけるには良いトレーニングだと思います。

まとめ

ここまで、iPad版の説明をしてきましたが、Launchpadはユニバーサルアプリで、iPhoneでも楽しめます。画面サイズの都合で、ブロックの配置が縦横入れ替わりますが、操作は基本的に同じです。片手で操作できるので、電車での移動中に簡単に一曲出来上がっちゃいます

  • Launchpadはダンスミュージックを簡単に作成できる
  • レコーディングができる
  • プロジェクトを1からカスタマイズできる
  • プロジェクトの新規作成はDTMの第一歩

デフォルトの音源でとことん遊んでみてください。プロジェクト作成がDTMの第一歩になります。追加のサウンドパックが鬼のようにありますので、音源沼に注意しましょう!笑

ここで挫折しないでくださいね。笑

こんな楽しいアプリを開発してくれた、Novationに感謝です!!