音の楽しみ方

言語学者に言わせると、音楽の「楽」は、「楽器」の意味で「楽しい」ではないとのことですが、このblogの趣旨は、「音を楽しもう」です。

音を楽しむといっても、

  • 楽器を演奏するのが楽しいひと
  • 仲間とセッションするのが楽しいひと
  • 家でゆったりと音楽を聴くのが楽しいひと
  • ライブハウスの爆音が楽しいひと
  • クラブでノリノリになるのが楽しいひと

などなど。あげていったらキリがありません。楽しみ方は人それぞれです。ジャンルによっても音楽性は大きく違いまし、楽しみ方も様々です。

ですが、ここに訪れていただいた方は、「楽曲制作」を楽しもうと考えておられると思います。いろんな音楽の楽しみ方があって、そのひとつとして「DTM」を趣味に加えようとされていると思います。

趣味としてのDTMの厳しい現実

しかし、DTMは娯楽としては、非常に敷居が高いです。

必要な労力・時間・資金。どれをとっても気軽に始めて気軽に楽しむというわけには、なかなかなりません。また、初めての曲ができあがるまでが、長く、苦労も大きいため、1曲も作れずに挫折することも多いです。管理人は何度となくDTMに挫折してきましたが、ちっとも楽しめませんでした。

また、DTMには趣味として難しい点があります。それは、

  • 目標が具体化しずらい
  • 人と一緒にするのが難しい

ことです。

スポーツであれば、勝ち負けや記録といった明確な結果を目標にできます。将棋や囲碁などの勝負ごとであれば、レベルのすこし上の相手を目標にすることができます。釣りは、釣果がはっきり現れます。これらの趣味は、自分の実力に見合った目標を立て、それを達成してレベルアップする過程を楽しむことができます。

しかし、作曲というものは自分が納得できるものが出来上がるか?という一点しか目標がありません。

では他の芸術系の趣味と比べるとどうでしょうか?

写真や絵画は気軽に人に見てもらえますし、街角レベルで様々な展覧会や賞、勉強会などがあります。また、趣味を同じくする人が集まりやすく、自分の成果をいろんな人と共有できる場面が多々あります。

DTMは基本的に一人でコツコツと作業するものです。

自分の周囲に音楽に詳しい方がいて、先生としていろいろアドバイスしてくれる環境にあるかたは、とてもラッキーです。なかなか、そうはいきません。1曲完成させるまでは誰にも知られることなく頑張るしかないのです。

インターネットの世界はものすごく技術革新が進み、DTMで作成した曲を気軽に世界に向けて発信することができるようになりましたが、音楽では3分の曲であれば3分、聞く人に時間を取ってもらわねばなりません。しかし、最初の30秒で聴く人の好みに合わなければ、なかなか最後まで聴いてもらえないという厳しい現実があります。

クリエイターとしての喜び

しかし、そのような苦労を乗り越え、1曲完成させることができたときの喜びは計り知れません。自分が好きな曲をコツコツと自分の手で作り上げることができた達成感は、苦労した数に比例して大きなものとなるでしょう。

出来上がった曲を人に聴いてもらい、感想を聞かせてもらったときの充足感はクリエイターとしての醍醐味です。音楽が好きでも、いつもは消費者として音楽を楽しんでいたのが、クリエイターとして音楽制作できたという満足感は大きな喜びとなり、また次の曲を作ろうというモチベーションになると思います。

ただでさえ作曲は難しいものですが、楽器を弾けない人はさらに大変です。ですが、その苦しみを乗り越えて1曲完成させるために大事なことは、常に「音を楽しんでいる」ことだと思います。

楽しいものは続けられる。続けるからこそ結果が出せる。

自分の好きな楽曲を完成させるまでにあるハードルを、楽しみながら乗り越えていけるよう、記事を綴っていこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。